今日もダイビング日和の長崎です。
当店はボートダイビング専門店です!
この上のボートは『Kailuna号』25名乗り。
こちらは九州で最大級のダイビングボート32名乗り『Vikingstar号』
ホームグラウンドは38年間ずっと、毎週日曜日に開催しています『おおびき島ダイビングツアー』。
長崎県西海市沖に浮かぶ無人島で、漢字では大蟇島はこのように書きます。
夏になると参加者が多くなるので、2隻体制でおおびき島へ向かいます。
おおびき島の他にも、五島列島に日帰りでツアーを企画したり、五島に宿泊して上五島から下五島まで一周するツアーも人気です!
この他には、鹿児島県の離島、トカラ列島や三島村、宇治草垣群島と行った日本を代表する秘境のダイビングサイトにもこのボートを使ってツアーを開催しております!
このようにボートダイビングを専門に開催している当店は、この度、安全対策としてあるものを九州で始めて導入致します。
#SEAKER_1#
エマージェンシー送信機 遭難自動通報局と言うものです。
ダイバーの方でしたら、記憶に残っていると思いますが数年前にバリ島で日本人ダイバーが潮流に流されて遭難する事故がありました。
ボートに限らず、ビーチでのダイビングでもダイビング中に潮の流れでボートに戻れなかったり、岸に戻れないような事態が起こる可能性はゼロではありません。
そんな時に役にたつ、ダイバーが待ちに待った優れものが日本にも入ってきました!!
100m防水のダイバーが水中に持って入れる大きさのモノ。
もし、万が一の時はこのようにアンテナを立ててボタンを押すだけ!
そうすると、ダイビングボートに設置したGPS地図データー画面上に、ダイバーが発信した信号場所が表示されるので、ダイバーが遭難することはありません!
上の写真は港の中のデータ表示なので、沢山の信号をキャッチして表示していますが沖合ではダイバーの信号はもっと、見やすくなります。
日本国内でこの機器を導入するのは、東京、神奈川、沖縄に続いて当店が4店舗目です。
このような便利でダイバーにとっては必須と言って良いくらいの機器ですが、なかなか、普及するには時間がかかるのでしょうか??
まずは、水中に持って入るエマージェンシー送信機が高価なので、そう簡単に導入するダイビングサービスが増えないかもしれません。
それと、船の上に設置して受信する機器が日本国内では対応してないです。
漁業大国の日本ですから、航海機器も魚探にレーダー、GPSプロッタにソナーなど他の国の機器に比べて数段、優れた機器ばかりなのですが。。。
このエマージェンシー送信機が利用しているAISシステムと言われるものですが、なぜか世界中で最も導入が遅れた後進国の日本です。
なので、現在、当店のダイビングボート2隻にもGPSプロッタと言われる機器が装備されて、地図データが利用できる環境が整っているのですが、残念ながらAISシステムに非対応の為に、新たな機器をボートにも設置する必要がありました。
また、これが日本製は高額なんです!!
エマージェンシー送信機だけの為に使用するので、出来るだけ安価な機器をアメリカから購入して当店のボートは対応しました。
安価とは言っても、ボート2隻分の受信機器とダイバー用のエマージェンシー送信機を3台導入しましたので。。。。
かなりの出費になってしまいましたが『安全こそがすべて』が当店のモットー!
安全、安心がお金で買えるならばとかなり、無理して頑張りました。(涙)
ゴールデンウィークに何とか間に合うかと思ったのですが、ドイツからの出荷が遅れそうだということで、いつになるかな?
遅くとも、5月中には導入完了しますので、また、エマージェンシー送信機が来たら実際に使ってみてレポートします。
海外でも国内でもリゾートでのダイビングは”ボート”が当たり前です!!
せっかく、始めるスクーバダイビングです。
快適で楽しい水中を満喫できるボートダイビング専門店でダイビングを始めましょう。
長崎市内で、当店以外ではボートを使用しないダイビングを開催されています。
ボートを利用しないということは、重い器材を背負って歩いて移動して、水面を泳いでダイビングポイントまで行って、そこからようやくダイビングがスタートします。
これで終わりならば良いですが、終わったら、この逆で帰って来ないと行けません。
とても疲れるハードなダイビングで、危険も高くなりますので女性や体力のない方にはお勧めしません。
当店では安全を第一に考えておりますので、ビーチでのダイビングは初心者コースの時にだけ、泳ぐ必要のない浅瀬でのみ開催してます。
この記事のシーカーワンについては興味のある方は#SAFE_DIVE_JAPAN#で検索してみてください。
#SEAKER_1#についての画像は、こちらから使用させていただきました。