2022年北海道の知床で観光船が沈没した事故から、2年以上経ちました。
それからかなり法改正などが行われ、ダイビングボートもその規制の対象になりボートを運行しているダイブショップはちょっと大変だったり、装備を追加しないと行けなくて費用面でも。。。
当店でも同じくその対応を行ってます。
定員が12名以内なら対象外となることがありますが、バイキングスターは32名の定員なので
法改正となった項目には全て当てはまり、それをクリアしなければ運行出来ません。
救命浮器の設置方法まで細かくなってますが、自動で膨らむフェリーなどに搭載されてるイカダを装備しななさい。
となら無かっただけでも良かった。(高額なうえ定期的な検査まで必要)
装備としては知床で問題となった携帯電話の電波が入らなかったという事で『衛星電話』は必須となったので新たに購入。
『AIS』自動船舶識別装置の設置も義務化となりましたので、これも装備に追加。
出費がかさむ。涙
ダイビングボートだけではなく、テレビの取材やその他の用途にも対応する為に
『交通船』海上タクシーとしての登録も行ってます。
ダイビングボート、小型船舶の許可や検査を担当するのはJCI(小型船舶検査機構)
交通船を管轄するのは運輸局
毎年、申請や許可更新作業が大変です。笑
まだあります!
ボートは1叟ですがこの他、漁船としても登録してます。
漁船として操業する場合には100海里まで登録、この為には、また必要な装備やら許可更新が県知事の管轄で行われます。
さらに、釣り船として運行する為には
またまた、違う部署での申請と許可が必要。
毎年、ボートの許可申請だけでもかなりの労力と費用が掛かりますが
これまた法改正で、これまでの乗客への保険金額が引き上げされました。
ヒェ〜〜!!って感じで、遊漁船の登録やめる方もチラホラいらっしゃるようです。
うちはなんとか来年は継続します!!笑
ボートへの法改正だけでも大変ですが、肝心の操船する船長への法改正も行われます。
小型船舶操縦免許が車で言うところの、1種、2種みたいな感じで
乗客を乗せる場合には新たな免許申請が行われます!
これがしばらくは以降期間が設けられてますが、2026年4月からは新しい免許制度へ。
これまた、大変ですがゲスト様に安心して乗船してもらう為には大切な事!!
当店のボートは色んな用途でご利用いただく為に、用途に応じて法令遵守で運行しております。
ダイビングはもちろん、長崎から五島への観光ツアーや、魚釣りなどのレジャーでのご利用から取材や撮影ロケなどでの業務での依頼に対応しております。
トイレ、シャワー、エアコンを完備、発電機も搭載しておりますので撮影機器の充電も可能です。
随時、ご依頼受付中